「停念堂閑記」141

《停念堂閑記》141

 

「停念堂寄席」」78 

 

「腹話」

 

 

本日も、「停念堂閑記」に、ようこそお越し下さいました。厚く御礼申し上げます。 

せっかくお越し下さいましたが、ここでの話は、相も変わらぬ、毎度の代わり映えのしない、間抜けな話で御座います。

いくぶん具体的に申しますと、アホくさい、バカバカしい、クダラないと言う三拍子を兼ね備えた、行き当たりバッタリのアホくさい、バカバカしい、クダラない、要するに間抜けな話で御座います。

深刻にならないところが、取り得ですよ。

夜、眠れなくなったりしませんからね。

もー、すぐに忘れちゃっても、なんら問題は御座いませんよ。

 

なんちゅったって、目的がヒマ潰しですからね。

あるお方が申しておられましたよ。ヒマ潰しにすることは、須らくおよそアホくさいものだと。まさにその通りで御座いますな。間違いおまへん。

ところが、このアホくさいと思われる中から、凄い事が産まれる場合があるんだってさ。すごくタマにね。

しかし、アホくさい事は、紛れもなく殆どアホくさい事なんだそうですだよ。

間違い御座いません。《停念堂閑記》がそれを証明している代表的なものですだ。

 

定年後の御同輩、きっと、持て余しているのでは。

毎日のヒマを。

お互いに、持て余しているヒマを、なんとか、あの手、この手で潰さなくては、ならないのですよ。

しかしですね。これは、これで、なかなか。ケッコウ手間隙かかるのですよ。

手間隙かからなかったら、ヒマ潰しにならないだろうって、ですか。

その通り。至極、ご尤もなご意見で御座います。同感、同感で御座いますよ。

 

と言うことで、本日も張り切って、手間隙を惜しまず、たっぷり手間隙をかけて、連日のヒマと言う強敵に挑むことに致しましょう。

 

打倒、閑、暇、ひま、ヒマーッ!

A A O!  エイエイ、オー!

ヒマ潰しとは、申せ、些か次元の低い、掛け声ですなー。

情けねー! トホホ。

 

 

毎度馬鹿馬鹿しい話で、しばしのヒマ潰しにお付き合い下さいませ。

馬鹿馬鹿しい話ですがね、実のところを申しますとね、今回は、もしかしたら、馬鹿馬鹿しくないかも知れないのですよ。

ひょっとしたら、間抜けな話かも知れないのですよ。

これでは、同じか。

ね。トンチンカンな話でしょ。

所詮は、ヒマ潰しですからね。

馬鹿馬鹿しく無い話となりますと、真面目な話ですよね。

真面目な話は、前回やってしまいましたのでね。

連続では、またか、と飽きられてしまいますからね。

みなさんが、もう忘れただろうなー、と言う程の間を置きませんとね。

間抜けだなー、なんて思われてしまいますからね。

 

待てよ。「停念堂閑記」は、間抜けな話をモットーとしているから、間抜けな方が、良いのかな。

そうですよ。基本的には、間抜けで無くてはいけませんな。

 

よし、今日は、間抜けな話でいくぞー。

今日もでしょー、ってですか。

そのとーり。

なんて、つまらねーことを言ったりしましてね。

 

それでは、今日は、「腹」の話をする事にしますよ。

 

突然、「腹」かよー、って思うでしょ。

そうなんですよ。今日は、突然の「腹」なんですよ。

なんでか、と言いますとね、まだ夜中ですね。2時半頃ですわ。目が覚めちゃいましてね。これが、小生にとっては、実に中途半端な時刻なのですわ。これが、1時間後、3時半だったら諦めがつくのですよ。

何がってですか。朝まで、眠れなくてもですよ。これが、諦めがつくのですよ。

ところが、2時半だと、もう一眠りしなきゃ、と思っちゃうのですよ。

もう、1時間、ションベンが我慢できたらなー。なんてね。

これが、そうは行かないのですよ。大体、決まって2時半なのですよ。3時間あまりしか、眠っていないのですよ。あと1時間でも眠れたらなー、と思う日々なのですよ。

調子が良ければ、4時間あまり眠れたりしましてね。そしたら、ぐっすり眠れた感があるのですがねー。

一度目覚めると、寝つきが悪くてねー。

しようがないので、下らないことを、あれこれ考えるハメと相成る次第なのですだよ。

それが、今日は「停念堂閑記」のネタをどうしょうかなー、なんてボヤーっとしてましたら、突然で御座いますが、よし、今日は「腹」だな、とフイッと頭に浮かんだのですよ。

どうしてかは、全く分かりません。

なぜか、浮かんじゃったのですだよ。

おそらく半分寝ぼけていたのでしょうな。

半惚ジジーの脳みそのせいですだよ。

それで、目下、「腹」ネタに苦しめられている次第なので御座いますだよ。

なにせ、落ちが思い浮かばないのですよ。

腹のダジャレなんてね。

ヘソならね。ヘソで茶を沸かす、とか、へそ曲がりとか、なんかにこじつけて、なんとかなるかも知れませんが、「腹」ですからね。

ヘソは茶を沸かすけど、腹は滅多に茶を沸かしませんし、ヘソは曲がるけれど、腹は中々曲がりまへんで。「腹でコーヒー冷やす」なんて、わけ分からないしね。

 

こんな時は、とにかく、行き当たりバッタリで、進む他ありませんかね。

なんだか、ゴールを設定せず、目先の処理に手こずっている日本政府に似ちゃったりして、面白く御座いませんな。

やっぱり、一応はゴールを設定して進まなくてはね。

と言いながらですね、実は、本当はね、正直なところを申しますと、ちゃんとゴールを決めてあるのですよ。政府とは、ここが違うのですだよ。

ただね。ちゃんとゴールできるかどうか、テーマが「腹」だけに、ちょっと心配しているのですだよ。ハラハラしているのですだよ。

 

と言う事で、参りますよ。

 

「ご隠居 居るかい ?」

『これは、久しぶりですねー。八軒店の八さん。』

「さっそくで、恐縮だが、御隠居。これが、八軒店の八さんではなくなっちまったんですだよ。今は、六軒店の六さんてんでやんすだよ。」

『突然、何を言ってるのです。あなたは、どう見ても、八軒店の八さんではありませんか』

「それが、御隠居。今日から六軒店の六さんになっちゃったのですだよ。」

『えっ。引越して、改名したのですか。』

「へー、それが引越はしてねーんですが、人呼んで、八軒店の八さんが、二つ足りねー、六軒店の六さんになっちまったのですだよ」

『何です。その二つ足りないと言うのは。』

「よく聞いて下せーやした、御隠居。これには、深ーい事情がござんしてね。話すも涙、聞くも涙の、事情がね。」

『何です。その事情と言うのは。宜しければ、聞かせて下さいよ。』

「ヘイへイ。語らずには居られませんよ、御隠居。

実は、今を去ること、二日前、あのケチで有名な大家がね、富クジを当てたから、店子に奢ってやる、と言い出したのですだよ。しめた、久しぶりに銀座の金寿司にありつけるぞ、と思ったのですだよ。」

『ハイハイ、銀座の金寿司さんね。一流の老舗ですなー。』

「てっきり、金寿司の金目鯛の握り、とばかり小躍りしたのですだよ。」

『ハイハイ、金寿司の金目鯛の握り。どうでした。』

「それが、何と何と、横丁の角っこの豆腐屋の絹豆腐だと言うのですだよ。豆腐の握りなんぞ、シャレにもなりませんぜ。御隠居。」

『豆腐の握りですか。それは並の職人さんでは手に負えませんよ。絹豆腐の握りなんぞは、グチャグチャになってしまいそうですよ。』

「せめて、おイナリさんくらいには、とねばったのでやんすが、豆腐だと言って、引かないのですだよ」

『金目鯛の握りが、おイナリさんで、ダメでしたか。

しかし、それが何で、六軒店の六さんと関係があるのですか。』

「聞いて下せーよ。御隠居。それで、大家の奴、豆腐を8丁買って来い、と言いますだよ。それで、アッシが買いに行くことになりやしてね。」

『なるほど、八軒店だから、1丁ずつと言う訳ですな。それで、どうしました。』

「しょうがねーので、買いに行きやしたよ。買いに。そんでもって、豆腐屋に着いて、金目鯛の握り8人前あるか、と言ったところ、絹豆腐しかねー、と言いやがるのですだよ。

どうも、大家とつるんでるらしいだよ。

シャーがねーので、絹豆腐を8丁買いやしてね。その帰り道、6丁目の角っこで、いきなり、犬に吠えつかれて、不意を突かれて、豆腐を2丁落っことしちゃったのですだよ。6丁目の角っこで、満足な豆腐が、6丁になっちまっただよ。

その経緯を大家に話したら、大家の奴、なんて言ったと思います。」

『流石に、ご苦労様とは言わなかったでしょうな。』

「聞いて下せーよ、御隠居。

トーフも満足に買ってこれないのか。初めての、お使いじゃー、あるまいし。役ただず。だってさ。」

『なーるほど。』

「御隠居、納得してる場合じゃねーだよ。

そんでもって、2丁足りなくなったので、これからは、六軒店だ。お前も、2差し引いて、六だ。って言いやがったのですよ。御隠居。クヤシーっちゃーねーですだよ。」

『それで、八軒店の八さんが、六軒棚の六さんと言う訳で。計算は、あってますなー。』

「御隠居、何を感心してるだよ。

それで、アッシは、今日から六軒棚の六さんと言うわけでして。なりたてのホヤホヤ。」

『それは、とんだ災難でしたな。八さん、いや、なりたての六さん。ご感想はいかがなものですか。』

「御隠居、オラー悔しくってね。親にもらった末広がりの八という名前を、大家に潰れた豆腐と引き換えに、六だなんて、ロクでもねー名にされちまって、腹が立って、腹が立って、シャーがねーだよ。

と、その時、一つの疑問が、アッシの脳裏をかすめただよー。

「腹が立った」。何で腹が立ったのだ。腹は立つのか。と言う事は、立つ前は、座っている、と言うことか。腹は、立ったり、座ったりするのか。これは、問題だぞ。

と、まー、こう言う次第でして、この手の事は、とりあえず、御隠居に聞いて来ようと、思い立ちやしてね。そんで、やって来たと言う次第ですだよ。

へエ、それでですなー、玄関先の話としては、ちょっと込み入ってしまいそーなので、このあたりで・・・」

『これは、気が付きませんで、どーぞおあがり下さいませ。

おばーさん、久しぶりに、元の八さん、今は、なりたての六さんですよ。お茶をお願いしますよ。』

 

〈ハーイ、これはこれは、お珍しい。お久しぶりで御座います。

ところで、「元の八さん、今は、なりたての六さん」とは何の事で御座います。〉

『その点については、後ほどゆっくりとお話ししますから。とりあえず、お茶をお願いしますよ。』

〈ハイハイ、八さん、お茶請けは、甘いものと、しょぱいものと、どちらがよろしいですか。〉

「ヘイ、潰れた絹豆腐以外でしたら、何でも結構でやんす。」

〈あら、絹豆腐はお嫌いですの。〉

「ヘイ、絹豆腐は、嫌いと言う訳ではねーのですよ。しかし、これ以上はちょっとね。」

〈あら、何か訳ありのようですわね。〉

「ヘイ、2丁潰して、六にされちゃいましたので、さらに、2丁潰したら、六から四にされちゃう恐れがあるし、仮に6丁潰しちゃったら、もう、無くなっちゃって、0になって、アッシの存在そのものがね。ひょっとして、無くなってしまうのではねーか、と思いやしてね。」

〈計算は易しいようですが、何か深ーい事情がおありのようですね。

では、金目鯛の握りは、いかがでしょう。〉

「ヒエー、いきなり金目鯛の握りでやんすか。でー好きでやんすよ。金目鯛の握りは。しかし、金目鯛の握りが、ポシャッちゃって、絹豆腐を買って来て欲しいと言う展開になりますと、これが、どうも具合がねー。」

〈その辺りは、後でゆっくり聞かせて頂くとして、少々お待ち下さいませ。〉

 

『ところで、なりたての六さんの「腹」についてのご相談ですが、これには、よもや絹豆腐は絡んでないでしょうね。食べ過ぎて腹を壊したとか。』

「ヘイヘイ、それは大丈夫ですだ。「腹」の調子は、上々ですだよ。ただし、絹豆腐は御免蒙りますだよ。」

『それでは、木綿豆腐はどうです。』

「御隠居、豆腐からは、離れて下せーよ。「腹」でいきやしょー。「腹」で。」

『それでは、「腹」で参りましょう。なりたての六さん、』

「御隠居、「なりたて」は、もー、結構でやんす。スパッと六でおねげーしますだよ。」

『それでは、スパッとの六さん、』

「御隠居、勘弁して下せーよ。」

『ハイハイ、それでは、ただの六さん、』

「ただは、不要ですって。頼みますよ。御隠居。」

『六さん、それでは参りますよ。

まずは、基本的に「腹」とは何ですか。六さん。』

「だから、それを御隠居に聞きに来たのですだよ。御隠居。さっさと、教えて下せーよ。」

『「腹」とは、なにか、と言いますと、六さん、普段、中々こんな下らない事、考える人はおりませんよ。下痢気味の時には、ちょっと、考えたりしますがね。下らないようにするには、どうしたら良いかなー、なんてね。』

「御隠居、ダジャレになってねーだよ。しっかりして下せーよ。本当に、頼みますよ。」

『「腹」とは、人間や動物のですね、体の胴の下半部のことらしいですよ。』

「それっくれーの事は、知ってますだよ。それが、どーした、と言うのですよ。」

『だから、胴下、と言っているのですよ。

お分かり、頂けたでしょうか。』

「御隠居、ダジャレですけー。」

『それで、胴下の部分には、結構色々大事な臓器が内臓されているのですよ。

肝心なのは、肝臓、腎臓ね。それから大腸に小腸ね。中腸と言うのはあまり聞きませんなー。強いて、近いところでは、チュウスイと言われているのがありますがね。これは、モウチョイですなー。

その他、色々な内臓が収納されているようですよ。一つでも、無いぞー、となるとこれはえらいことですよ。』

「御隠居、また、ダジャレでやんすかえ。内臓が内臓されてる、って言うのは、やらないのですかえ。」

『そんな初歩的なのは、やりませんよ。私の「ダジャレ事典」

には、そのようなヘボいのは、載って、ナイゾー。』

「御隠居、テーして変わりはねーですだよ。」

『と言うようにですね、「腹」の体的な基本は、わかりましたでしょー。六さん。』

「へー、ダジャレ抜きだと、もっと早く分かっただよ、御隠居。」

『ダジャレは、心の栄養ですからね。人間には、体的な要素と心的な要素が、兼ね備わっていなければならないのですよ。六さん。』

「へエ、心ね。と言うーと、「腹」も「心」と関係があるのですかや。御隠居。」

『おーあり名古屋のコンコンチキですよ。六さん。』

「御隠居、何ですそりゃー。意味わからねーですだよ。」

『流石は、六さん。分かってらっしゃる。』

「分からねー、と言ってるだよ。御隠居。」

『だから、こんなのは、分からなくて良いのですよ。大して意味なんぞ、無いのですから。単なる調子づけですから。強いて言えば、これも、心の栄養に通ずるところがあるかなー。真面目な硬い話ばかりだと、疲れてしまうでしょ。なんちゃって。』

「御隠居、なんちゃっては、ねーでしょ。頼みますよ。本当に。話がこんがらかっちゃったではねーですか。」

『失礼、失礼。これは無かった事にしましょう。さー、無くなりましたか。六さん。』

「こんなの最初から、ありませんよ。カラッポ、すっからかんのカラッポですだよ。」

『流石、流石。新しい事に取り組む時は、頭、すっからかんのカラッポが一番ですよ。余計な、知識は無い方が、早く結論に到達としますからね。

では、改めて「心」と「腹」の関係についてですが、これは確かな事は、私も知りません。私は、ウソを申しませんよ。

どこぞの政党の国会議員さんのように、最初っから見え見えの嘘をついてね。後でバレバレ。カメラの前で、最敬礼させられるハメには、なりたく御座いませんからね。』

 

 ※ ここで一句。

   最敬礼の 上で胸張る スカ総理

  (解説 「新コロ」自粛宣言の最中に、某政党の議員が、

     銀座のクラブをはしごしていたのがバレちゃって、   

     メディアのカメラの前で謝罪の最敬礼をしていた、

     その背景に総理のポスターが貼られていた、と言

     う状況だったのです。)

 ※※ オマケのもう一句。

   銀座のクラブ 銀座のステーキに 叱られた 嗚呼!

 

「ヘエ、その点は、アッシも正直者で通ってますだよ。嘘はつきませんよ。たまーにしかね。ねっ、正直者でやんしょ。

それはともかくとして、とっとと、「腹」と「心」の関係をやって下せーよ。御隠居。」

『アー、そーでしたね。私も良くは存じませんがね。昔から、「心」は、体のどの辺にあるのか、気に掛かる人がいたようなのですよ。今はね「心」は、心臓、胸の辺りにあると思っている人が、多いのではないでしょうか。ハート型の「心」ね。

それが、いつの頃か定かでは御座いませんが、昔は、「心」はなんと「腹」にあると、思われていたらしいのですよ。

それでですね。「心」の動き、在り方などを「腹」と言う表現で行う習慣ができたのではないのか、と勝手に思っているのですよ。』

「へーソー、ヘソのあたりに「心」がねェー。」

『ダジャレですか。六さん。』

「いやいや、偶然ですだよ。偶然ですだ。」

『と言う事でしてね。

腹が立つ

腹を据える

腹を括る

腹を決める

腹を割る

腹をさらす

腹が煮え繰り返る

腹を見抜かれる

腹が捩れる

自腹を切る

腹這い

腹クソ悪い

腹んばい悪い

腹いせ

腹黒い

太っ腹

私腹を肥やす

片腹痛い

向っ腹

腹八分

腹芸

等々の表現がなされるようになったのでは、ないのでしょうかねー。』

「となると、「腹」も状況に応じて、なかなかご多忙ですなー。

オラは、もっぱら、減る方ですだよ。

腹減ったー、って、しょっちゅう言ってますだ。」

 

〈お待ちどうさまでした。お茶が入りましたよ。八さん。お茶請けは、おイナリさんにしましたよ。〉

「ヒエー、おイナリさんですケー。」

〈あーら、八さん、おイナリさんはお嫌いですか。〉

「いえいえ、好物ですだよ。どちらかと言えばは、大好物の方でして。ヘイ。」

〈だったら、どうして、ヒエー、なのですか。〉

「先ほどは、金目鯛の握りの話が出たでしょ。それが、今度はおイナリさんと来たら、次は、絹豆腐と来られると、ちょっとね。」

〈あら、八さん。絹豆腐がご所望ですか。それなら、ちょっと切らしておりますので、角っこのお豆腐屋さんまで、行ってきてもらえますか。八さん。〉

「ヒエー、ヒエー、それだけは、どうか御勘弁を。」

 

どうも、お疲れ様で御座いました。

またのお越しをお待ち申し上げます。

 

お後がよろしいようで。