《停念堂閑記》123
「停念堂寄席」72
「ジージのチョコマカ小言 」2
本日も、「停念堂閑記」に、ようこそお越し下さいました。
厚く御礼申し上げます。
せっかくお越し下さいましたが、ここでの話は、相も変わらぬ、毎度の代わり映えのしない、アホくさい、バカバカしい、クダラないと言う三拍子を兼ね備えた、行き当たりバッタリのアホくさい、バカバカしい、クダラない話で御座います。
深刻にならないところが、取り得ですよ。
夜、眠れなくなったりしませんからね。
もー、すぐに忘れちゃっても、なんら問題は御座いませんよ。
なんちゅったって、目的がヒマ潰しですからね。
定年後の御同輩、きっと、持て余しているのでは。
ヒマを。
お互いに、持て余しているヒマを、なんとか、あの手、この手で潰さなくては、ならないのですよ。
しかしですね。これは、これで、ケッコウ手間隙かかるのですよ。
手間隙かからなかったら、ヒマ潰しにならないだろうって、ですか。
至極、ご尤もなご意見で御座います。同感、同感で御座いますよ。
と言うことで、張り切って、手間隙を惜しまず、たっぷり手間隙をかけて、連日のヒマと言う強敵に挑むことに致しましょう。
打倒、閑、暇、ひま、ヒマーッ!
A A O! エイエイ、オー!
ヒマ潰しとは、申せ、些か次元の低い、掛け声ですなー。
さて、前回に引き続き、本日も、ジジーの小言をネタにして、僅かの間、ヒマ潰しをしようと言う魂胆で御座います。
申すまでも御座いませんが、年老いて来ますと、足腰をはじめとして、とにかく衰えて来ますなー。あっちに来た、こっちに来た、と賑やかなものですわ。
老人が集まると、決まって、あっちに来た、こっちに来たの自慢話の花が咲くのですよ。オレの方が、重症だ、と威張るのですだよ。
他人様の事は、あれこれ言える立場には御座いませんが、これがですね、ついつい言いたくなってしまうのですよ。足腰、いやあちこちがスッカリでダメになっても、これが、口ばかりは、お元気そのものの場合が、多いのですだよ。
ところで、小生と同年の幼馴染のご老人がですね。先だって、お孫さんが立派な人に育ってもらいたいのだ、とおっしゃられるのですよ。
要するに、生活上、ちょっと注意しておいた方が、良いのでは、と思う機会が、あるのだけれど、どの様に対処すれば、良いか、と言う事ですわ。
ついては、アンタは、コゴトを言うのが得意らしいので、どの様な事を言ったら良いのか教えろ、と言うのですよ。それを真面目顔でですよ。
今時のジッちゃんで、孫に小言を言おうなんて言うムテッポーな豪傑がおられるとは、もう、ビックリですよ。いよいよ来ちゃったのか ? と、心配しましたよ。
今時のジッちゃんなんざー、孫のご機嫌伺いで、もー、大わらわ、大変でっせー。
もー、いージージになりたくて、いーバーバになりたくて、そりゃーもー必死ですよ。わずかの年金を遣り繰りして、何でも買ってやるは、小遣いをやるは、面白そうなところへ連れて行ってやるは、それはそれは、涙ぐましい努力をしている様ですよ。ホンマ。
因みに、私ゃー、ケチですら、そんな努力は、特別いたしません。もう、クソジジーで結構と、居直っていますから。この方が、よっぽど気楽ですからね。ホンマ。なんちゃって。
さて、孫が立派な人に、育ってもらうには、時に、小言の一つも言わなくては、と言う悩みの持ち主の幼馴染のご老人は、基本はお孫さんが可愛くてしょうがないのですよ。もー、たまーに、遠くのお孫さんが遊びに来ることが分かると、もー、待ち遠しくて、待ち遠しくて、会うたびにその話ばかり、3度でも、4度でも、毎回毎回会うたびに話題にしているのですよ。
立派な孫に成長して欲しいと願っているのですなー。
と言うことで、時に、立派でない方向の振る舞いが目についたりした時に、その時に、いわゆる小言の一つも、と言うことになる様ですよ。
しかし、意地悪爺さんには、もとよりなりたかーありませんからね。
そこで、上手な小言の言い方を相談に来る、と言うことになったらしいのですだよ。
どうしたものですかねー。
思うに、小言を言えば、まー、間違いなく煙たがられるでしょーなー。お孫さんが、遊びに来なくなっちゃったら、それはそれは大変でっせー。
一番の問題は、煙たがられてもいー、と言う覚悟ができるかどうかではないでしょうかねー。
なんでも、言う事を聞いてくれる、カッコいー、物分りのいージッちゃん、バッちゃんでいたいのなら、下手な手出しは禁物ですよね。キット。
となると、場合によっては、立派な人になって欲しいと言うことと、小うるさい小言ジジーとなることの、取り替えっことなるよりないのですかねー。
この覚悟ができるか、どうかにかかっているのではないでしょうかね。
なかなかキビシー、選択となりますなー。
それからですなー。もっと、手強い事がありまっせー。それはですなー、それはお孫さんの親御さんとの関係ですわ。
この関係は、個々で、色々と違うでしょうが、一般論で言いますと、親御さんは、親御さんの子育ての方向があるのですよ。その方向と、お祖父さん、お祖母さんの方向が同じ場合は、まだ、問題が少ないかもしれませんが、これがですね、一般的には世代の考え方は、大いに違いまっせー。
下手な小言を言って、お孫さんとトラブルになるよりも、昔から言われる、いわゆる嫁姑的問題の方が、よほど厄介ですだよ。キット。
だから、お孫さんとの関係の以前に、親御さんとの関係をちゃんと構築しておく事が、先決でしょうなー。これは、なかな大変ですぜ。
まー、その辺の事を色々考えましたところ、この辺りの対処の仕方は、波平さんと、タラちゃんの関係が、参考になりそうですなー。早速、「サザエさん」を買い込んで、この点に焦点を絞って、研究したらどうでしょうね。
てな事で、幼馴染のご老人には、「サザエさん」を読めば、と言う事で、一件落着と行きましょうかね。
そして、ヒマ潰しのために、小言を言う時の主たるポイントを、良い加減に羅列することにしましょう。
てんで、まず、気を付けなくてはならない事は、小言を言うタイミングですなー。
小言の内容は、その時々にマッチしたものでなくてはね。
概ねは、小さい子供に対しては、作法、マナーについての事が、多くなるでしょう。
どんな時、どんな事を、どの様に言うかは、やはり常日頃からの準備が必要ですよ。
行き当たりばったりでは、ドジル事がありますからね。日頃から、こっそりとトレーニングしておいて、ここぞ、と言う時に、タイミングよくやるわけですよ。
次にまた、小言の内容について、欠くべからざる事は、人間として、本来しなくてはならない事、してはならない事等については、しっかりと言い聞かせないといけませんな。
これはですね。言う立場の方が、相当勉強が必要ですよ。常日頃の、態度から問題になりますから。
まず、やっちゃならない事は、
1 人を殺してはならない。
2 人を傷つけてはならない。
7 人をオドシてはならない。
8 人をイジメてはならない。
6 人をブジョクしてはならない。
4 ウソをついてはならない。
5 人をダマしてはならない。
9 人の物を壊してはならな。
10 人の物を盗んではならない。
などなど、当たり前のこの様なことが、教えるべき基本的な事でしょうね。
この様な事が、ちゃんと身についている人は、かなり立派な人ですよ。
てな事を、前回述べた次第なのですよ。
しかし、コゴトジジーとしては、まだ、言い足りないことが残っちゃったのですだよ。
そこで、本日は、いわばその延長戦をやろうと言う魂胆なのですだよ。
ヒマを持て余しているジジーは、口だけは、結構しっこいですだよ。
さてと、今日もせっせと、小言に精を出さなくては。
さてさて、人間、・・・してはならない、と規制ばかりされると、ウンザリしますね。
子供といえども、それは同じで、あれはダメ、これはダメとダメダメばかり言っていたら、嫌がられ、逃げて行ってしまいますから、これらは、先に言いました様に、タイミングを見計らってやらなければ、成功しませんよ。
そして、ダメの反対、こうしたら良いよ、と言う事も、用意しておかなくてはなりませんなー。
良い事をした時には、褒める事が常道の様ですなー。褒めて伸ばすのが良い、とよく聞きますなー。
子供は、褒められると調子に乗って、褒められそうな事ばかりする傾向がありますから、乗っけてやらせるのが、上手い方法の様ですなー。
ところで、ここで言う褒められる良い事とは、具体的にどんな事ですかねー。
これが今の常識ではどうなっているのか、ジッちゃん、バッちゃんにとっては、幾分判断に困るところが御座いますよ。
ジッちゃん、バッちゃんの常識は、今や非常識に成り果てていたりしますからね。お孫さんの親御さんとの、調節が大事なのでしょうね。
まー、一般的には、次の様なことが、挙げられますなー。
A しっかりした目的を持つこと。
B ひとには、親切にするものだ。
C 真面目にやる。
D コツコツと継続する。
E 責任を取れる人になる。
F 他人の為になる事をする。
G 弱い立場の人を助ける。
H 人助けをする。
I 他人の意見を尊重する。
J 他人の立場を理解する。
K 仲良くする。
L 規則を守る。
M 積極的になる。
N 働く。
O 良し悪しをわきまえる。
P 行儀をよくする。
etc
お断りしておきますが、これは思い付きざまを書き連ねただけですからね。
お前は、できるのか。なんて、野暮なこと、言い出さないで下さいよ。私ゃー、書き並べただけ。ここまでが、半ボケジジーの仕事でやんす。自慢ジャネーですが、半分もダメだね。
これから育って、未来の社会を背負っていく孫達だからね。期待して並べたのですよ。
くれぐれも、私がやろう、と言う事では御座いませんからね。私は、これ等のコゴトを言うだけですから。そこんところをご理解くださいませよ。
それから、これ等の事をお孫さんに言って聞かせるに当たって、その前提となる最も大事なことが御座いますよ。これだけは、何をさしおいても、とことん教えておかなくてはなりませんよ。
それは、「ジージ、バーバを尊敬し、いたわること。ジージ、バーバの言う事をよく聞くこと。」これですだよ。これをやっておかなくては、意味が御座いませんから。徹底的に、やっておかないと、全ての展開がムダになりますからね。
これさえやっておけば、あとは、まーね。ほどほどにですなー。気が向いたらね。気長に行きましょー。気長に。てな事ではいけませんよ。ちゃんとやらなくては。徹底的にね。
さて、並べ立てただけではいけませんな。真面目に、一つづつ吟味しなくては、なりませんね。
まず
A しっかりした目的を持つこと。
これが、大事ですなー。何事でも、行うに当たっては、まず、しっかりとした目的を設定して、その事に取り組む事が肝心ですね。
これは、あれこれ説明の必要はないでしょうね。
でも、今日はヒマ潰しの為に (これが正に目的ですから)、特別、言わずもがなの事を、くどくどと申し述べさせて頂きます。悪しからず、ご辛抱下さいませよ。
たとえば、マラソン競技の時に、よもやゴールがどこか分からずに、とりあえず走り出す人はいないでしょう。
ちゃんと、ゴールが設定されていて、そこを目指して走るわけですよね。
何も、マラソンに限った事では御座いませんな。何かを行うに当たっては、目的を持って始めるものです。
この時に、当たっては、何となくボヤッとした目的ではなく、はっきりした目的を持つ事が、この目的を達成するには、大事な事ですね。
はっきりした目的を持っているか、どうかで、目的を達成できるか、達成できなくても、目的に近づく事ができるかのスピードが全く違いますから。
当たり前ですよね。目的地を決めてなければ、そこを目指す事すら出来ないのだから。適当に、その辺をフラっこ、フラっこしているだけでは、どうにもなりませんよ。だから、目的地をちゃんと設定して、そこにたどり着くのに、最善の道を歩む方が、断然いいのですよ。
要するに、何事も、目的を設定する時は、よくよく熟慮を重ねて、しっかりした目的を設定しなくてはなりませんよ。
熟慮せずに、目先の事だけで判断すると、とんでもないことになり兼ねませんからね。そー言えば、ちよど良い手本が目下目の前にありますなー。
言わずと知れた、新型コロナウイルスに対する総理、政府の対策ですよ。
2019年12月8日に、最初の新型肺炎患者を中国 湖北省武漢市で確認されましたね。
そして、明けて1月7日に、これが新型コロナウイルスと特定されました。
その後、1月16日に、日本で初の感染者が確認されましたな。
これから、日本における新型コロナウイルスとの戦いが始まりましたね。
政府は、1月28日に、新型肺炎を指定感染症に閣議決定しました。
この後、武漢市内の在留日本国民を、チャーター 飛行便で、帰国させ出しましたな。
1月31日には、過去2週間以内に湖北省滞在歴のある外国人の入国を拒否しましたな。
2月3日になって日本政府は新型コロナウイルス感染症対策本部を設置。
そして、2月25日に至って、ようやく、ようやくですよ。ここに至って、日本政府は新型コロナウイルス感染症対策の基本方針案を決定するに至ったのですわ。
細かな動きは、まだまだございましたが、総理、政府の新型コロナウイルスについての主要対策は、このようでしたが、ここでなんか変だなー、と気付いた事が、御座いませんか?
何にも、御座いません。
となると、言い出しっぺとしては、ちょっと弱るのですが。御座いませんとおっしゃられれば、はいそれ迄ですな。
と言いながらも、総理、政府の対策の最も基本的と見られる部分に、ナンジャこれ、と疑問を挟んで欲しかったのですだよ。
分かり易く言いますと、とかく対策については、まず最初に基本が定められて、その基本を踏まえて、諸々の対策が展開されるのが、当たり前の事ですよね。
それが、総理、政府の新型コロナウイルス対策は、2月25日に至って、ようやく基本方針案を決定しているのですよ。
さんざ、目先対策をやってみて、言ってしまえば、手の打ちように窮した段階に至って、ようやく、基本方針を持たずに、目先の事にあれこれ対処していただけ、と言う事に気がついた、と言う事になるのですよ。
ここで、一言。
御粗末 !
以外には、言葉がないのですよ。
要するに、ここの話の本筋に戻すと、基本的な目的を設定せずに、熟慮せず、目先の事だけで判断すると、とんでもないことになり兼ねませんから、と言う事なのですよ。
2月27日に、北海道としては、もう、これは緊急事態だ、と言う事で、知事が、独自の責任においいて、道内の全公立小
中学校を27日以降の数日間程度、一斉臨時休校とするよう市町村側に要請しましたな。
ここで、打てる手を打っておかなければ、後で、後悔しても始まらない、という、道知事の決断が示されたのですね。
これは、申すまでもなく、何も道内の全公立小中学校を一斉臨時休校にする、と言うのが、目的ではないのですね。
要するに、道内の全公立小中学校の一斉臨時休校を要請すると言うことを通じて、学校や児童・生徒だけではなく、北海道民の全体に、新型コロナウイルスに対する危機感をより一層強める効果を狙ったものでしょうね。
だから、これと共に、知事から要請されたことは、この週末は、できるだけ、出歩かない、外出しないように、という事だけでしたね。
これが、メディアよって報じられると、物凄く、大慌てになった御仁がおられましたなー。
翌日に、なんと、なんと、総理は、3月1日月曜日から、日本全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の全てに対して、春休みまで、臨時休校にする要請を発してしまいましたね。何ら、予告無し、準備無し、具体策無しのドーン、タマヤーの打ち上げ花火ですわ。
まー、突然でしたね。以前に、北朝鮮からロケットが飛んでくる恐れがあるとして、国民に避難の警報を発した事が御座いましたな。
これは、どこかに着弾した場合には、そこだけ、命中したと言う事でしょうが、今度の総理の一斉休校要請は、見事、日本中の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の全てに命中しましたな。
命中しちゃったので、着弾の現場は、もー、大パニックに陥ってしまいましたな。予告なしの直撃でしたからね。
情けないのは、翌日早々に、文科大臣が、これについては、地方自治体の判断に委ねる、と言う訂正と言って良い、記者会見を行いましたね。
まー、ここでも、一言。
御粗末 ! 見事な御粗末 !
嗚呼。故赤塚不二夫氏もビックリ仰天したであろう御粗末クンでんなー。
新型コロナウイルス菌の拡散防止対策としては、学校の臨時休校の処置は、止むを得ない側面を持ち合わせているとも思われますが、なにぶん共、唐突すぎましたな。要請を発する方は、手順はすこぶる容易でしょうが、この直撃を受けた、各方面は、もー、テンヤワンヤですわ。学期末、学年末、入試、卒業期ですからね。
なんの対策も示さず、いきなりの、臨時休校の要請ですからね。
この感覚には、何とも評しようが御座いませんな。要請を受ける現場の事情なんと言うものは、鼻っから眼中にないのですかね。無知加減も、ここまで来ているとは、お手上げで御座います。
ウイルスにやられちゃったのですかねー。○○○ウイルスと言う新種の菌かね ?
目先の思い付きを何の対策も無しに、打ち上げ花火でんな。
慌てて、翌日対策めいた事を会見で発表しましたが、もー、要点のまとまっていない事を、次から次へと並べ発するだけで、さっぱり心に残るところがなかった、ですなー。
思い付きを手当たり次第に、連射したのでしような。
子供の命を守るため、などと言えば、有権者に受けて、次期の選挙に有利と踏んだのですかね。もはや限界を過ぎちゃってますなー。
とにかく、物事を遂行しようと言う時には、まず基本的な目的を定めて、その実現のためにどのように対策するのか、2段、3段・・・・・と具体的な手を打ち出すのが、筋というものでは御座いませんでしょうか。
お孫さんには、まずは、
「しっかりした目的を持つこと」
をクドクドと言って聞かせましょう。クドクドやるのが、ジージの小言の真骨頂ですから。
次には、
B ひとには、親切にするものだ。
と言うことについてですが、これは、今の常識でも通る事でしょうね。
エッ! そーでも無いってですか ?
そーなんですよ。たとえば、「情けは人のためならず」なんて言われてきましたが、これは、他人に情けを掛ける、親切にしてあげると言う事は、いらざるお世話だ、その人のためにならないよ、と言うのが、今時の常識の様ですよ。
エッ、そんな事。今時の、だってですか。どこが違うってですか ? って。
ジッちゃん、バッちゃんらの理解は、他人に情をかける事、すなわち、親切にしてあげる事は、余計なお世話ではなく、その人の為にならない、と言う事ではないんだよ。
他人に親切にしておけば、それがいつの日か巡り巡って、いずれ自分が他人から親切にして貰えるのだよ。だから、人に情をかける事は、面倒な、バカバカしい、余計なお世話で、無駄な事だ、と言うのでは無いのだよ。結局は、自分のためにもなる事だから、他人には情けをかけた方が良いよ。と言う事なんだよ。
しかし、現実は、中々難しいものの様ですな。先日、テレビで、若者が嘆いていたのですよ。電車で、自分は座っていたところ、老人が乗り込んできた。席を譲ってやりたいのだけれど、それが、どうもうまくできない。と言うのですよ。
どうして、となると、周囲の目が気になるのだそうですよ。あの野郎、良い子ぶって、と見られるのが嫌なのだそうですだよ。これが、どうも今の若い子の常識の様ですなー。
今までの常識では、席を譲ってくれる方が、ずっとカッコ良いのにね。若い人には、若い人なりの事情と言うものがあるのでしょうな。
ジジー側としてはね、若いくせに、席も譲ろうともしない、不親切な若者だ、どんな育てられ方をした子だ、きっとジージの小言を聞いたことのないやつだな。親の顔が見たいものだ、と思ったりしていたら、なんとなんと孫だったりしてね。
実に、ここがジージのコゴトのタイミング時ですだよ。でも、孫のメンツーもあるから、難しいところでんなー。
まー、他人には、親切にした方が良いよ。
たとえ見返りがなくともね。
いかに、時代が変わろうともね。親切にしてもらって、気分を害する人は、めったにいないだろうし。親切にした方だって、親切にしてやった。失敗した。オレは、なんて悪いことしちゃったのか、意地悪してやればよかったのに、と反省し、後悔する人は少いでしょー。
小ちゃな親切でもした時には、オレもちっとは良いところあるなー。なんて、少し良い気分になれたりするでしょー。
と言う様な方向で、お孫さんに、気になった時は、タイミングよく、コゴトを言ってやったら、良いのではないかのねー。
以前、ジッちゃんとお孫さんらしき人が、電車で並んで座っていたところ、お年寄りが乗り込んできたのですよ。そしたら、ジッちゃんが、孫に席を譲ってやれよ、と言ったのですよ。孫は、シブシブの様でしたが、立って、お年寄りに、席を譲っあげた光景を見たことが御座いますよ。
あのタイミングだね。
お孫さんは、きっと、後で褒められて、何かご褒美にありついたね。あれは。
さて、お次はと・・・。
おいおい、気まぐれに羅列したのを、一つずつ、やるつもりか ? ってですか。
当然、当然ですよ。しばらくのご辛抱を。
なんて、野暮な事、言うと思いましたか。
こっちだって、新型コロナウイルスの感染の隙間を狙って、あれこれやらなくてはならないわけで、それは、それは、日々大変なのですから。半ボケジジーのヒマ潰しに、そー、そー、付き合っているヒマは御座いませんよ。
あれをやっちゃー ダメ、これをやっちやー ダメも、シンドイけれど、あれをやれー、これをしろーも、言われる方は、なかなかシンドイ事ですよ。
まー、ほどほどに、タイミングを計って、やるより御座いませんな。
てな事で、本日の行き当たりバッタリのアホくさい、バカバカしい、クダラない話を止めにいたします。
どうも、お疲れ様で、御座いました。どうぞ、新型コロナウイルスに感染せぬように、手洗いに努めましょう。
ついでに、悪いことからは、足も洗いましょう。
お後がよろしいようで。