《停念堂閑記》131

《停念堂閑記》131

 

「停念堂寄席」78

 

国民皆兵  ?

 

本日も、「停念堂閑記」に、ようこそお越し下さいました。厚く御礼申し上げます。 

せっかくお越し下さいましたが、ここでの話は、相も変わらぬ、毎度の代わり映えのしない、間抜けな話です。いくぶん具体的に申しますと、アホくさい、バカバカしい、クダラないと言う三拍子を兼ね備えた、行き当たりバッタリの実にアホくさい、実にバカバカしい、実にクダラない、実に間抜けな話で御座います。

深刻にならないところが、取り得ですよ。

夜、眠れなくなったりしませんからね。

もー、すぐに忘れちゃっても、なんら問題は御座いませんよ。

 

なんちゅったって、目的がヒマ潰しですからね。

定年後の御同輩、きっと、持て余しているのでは。

毎日のヒマを。

お互いに、持て余しているヒマを、なんとか、あの手、この手で潰さなくては、ならないのですよ。

しかしですね。これは、これで、ケッコウ手間隙かかるのですよ。

手間隙かからなかったら、ヒマ潰しにならないだろうって、ですか。

至極、ご尤もなご意見で御座います。同感、同感で御座いますよ。

と言うことで、本日も張り切って、手間隙を惜しまず、たっぷり手間隙をかけて、連日のヒマと言う強敵に挑むことに致しましょう。

打倒、閑、暇、ひま、ヒマーッ!

A A O  エイエイ、オー!

ヒマ潰しとは、申せ、些か次元の低い、掛け声ですなー。

 早い話が、いつもの半惚ジジーのボヤキですだよー。

  

さて、間抜けな話の開始です。今日は、「国民皆兵 ?」と言う事をネタにして、暫しの間、ヒマ潰しをしようと言う魂胆ですわ。

 

と言うのが、平和時における「停念堂閑記」の本筋なのですが、今時、世界中が「新コロ」(ここでは、「新型コロナウイルス」の略称とし、使用します。)と戦っている状態では、そんな事している場合では御座いませんので、幾分、真面目にやりたいと思います。

と構えましても、毛頭大したことをできる訳では御座いません。ただ、ほんのちょっとでも、と言う程度のことで御座います。

もとより、他人様に、アレコレ指図出来る立場では、毛頭御座いませんが、状況が状況で御座いますので、いらざるお世話ですが、思うところをほんの僅か書かせて頂く次第でございます。

どうぞ、表現に不快を感じられるところが多々あるか、と思われますが、なるべく分かり易くと言う愚かな配慮からですので、どうぞご海容のほどをお願い申し上げます。

 

 

さて、みなさん。

今日も、「新コロ」と戦ってますか ?

予想だにしていなかった、とんでもない強敵が突然出現して、今や、世界中が国を挙げて、この目に見にくい敵と戦わなくては、ならなくなってしまいましたね。

地域的な規模においては、もはや第二次世界大戦の比ではなくなってしまいましたね。

世界各地で、この目に見えにくい敵と、一人一人が戦わなくてはならなくなってしまいましたね。

言ってしまえば、人類皆兵となって、「新コロ」と戦っている状況です。

 

 

ところで、日本は、果敢に戦ってますでしょうか。

今や、「新コロ」の総攻撃を受けている真っ最中です。

「新コロ」爆弾が、時・所構わず、飛び交っています。国民は家防空壕に閉じこもって、被弾を避けようと、必死に耐え忍のばなくてはならない状況です。

国民皆兵」となって、得体の知れない「新コロ」と戦っているでしょうか。

「新コロ」との戦いは、まさに、国民一人一人と「新コロ」の戦いが基本となっています。

政府や地方自治体からお願いされて、頼まれたからやると言う性質のものでは御座いません。

国民一人一人が、「新コロ」に立ち向かわなければならないのです。

戦法の第一は、他人と接触しない事です。接触の場を作らない、と言う事です。

「新コロ」に感染するか、感染させるかを防ぐのは、他人と接触するか、しないかにかかっています。

 

ところで、「新コロ」と直接対決出来るのは、医療と治療薬です。

一般の兵士は、実は、各自が持つ自己の外出したいと言う欲求と、いや、ここは外出をしてはならないと言う抑制の心の対決と言う事なのですよ。

外出したいと言う欲求は、色々な弁解がましい論理でやって来ます。

例えば、自分一人ぐらい外出したからといって、大勢に影響を及ぼす訳ではないよ。とか、ちょっとだけだから、とか、これに類する自己に都合の良い理由を探す訳です。このホンの僅かの心の動きとの戦いなのです。

 

このホンの僅かの行動判断で、天地の大差が発生する事態もあります。

例えば、駅のホームに電車が入って来た時、前にいた人が、フラッとしたのを見て、咄嗟に10センチほど引っ張って、ホームに落ちるのを防いだ、となれば、人命救助の表彰状ものです。

これが、ホームですれ違いざまに、迂闊に10センチ程押してしまったために、押された人がホームに落ちて死亡してしまった。となると、こちらは殺人の扱いとなるのですよ。行為としては、ホンの10センチの差なのです。この差の判断で、天地の違いが出るのですよ。

だから、ここは一番、是非とも、ちょっとなら外出しても大丈夫と言う判断と、果敢に戦って勝たなくてはならない状況と認識した方が、良いと思うのですよ。

お釈迦様がおしゃったかどうかは、直接聞いたことは御座いませんが、ここ当面は、欲望を捨て去る事に最大の努力をしましょう。ここ一ヶ月ほどが、勝負です。

僅かの欲求に負けて、ダラダラと長期にわたって、「新コロ」の攻撃を受けるのはたまりませんから。短期決戦の方が、断然好結果が得られると信じるほか御座いませんね。

まー、分かり良く言えば、いわゆる不要不急の場合は、外出しない様に、とする行政のあまい呼び掛けとの戦いです。要するに、有要緊急の事態をいかに無くするかが、勝敗の分かれ目となっているのです。

国民一人一人が、この事態をよくよく自覚しなければ、「新コロ」に勝つことは難しい状況にあります。

国民一人一人の僅か10センチの行動判断にかかっている、と言うことですね。心して、臨まなくてはなりませんね。

 

よもや、戦いを逃れて、脱走兵になろうとしてはいませんよね。

エッ、脱走して、パチンコへ行くってですか?

エッ、脱走して、居酒屋で一杯ってですか?

エッ、仲よし知人とレストランで食事して、桜の花見ですか?

エッ、「新コロ」対策会議をサボって、選挙区の人との会合ですって。

 

これでは、「新コロ」と戦えませんな。

しっかりと、自覚してもらわなくては。

しつっこく繰り返し訴えます。

 

「新コロ」との戦いは、まさに、国民一人一人と「新コロ」の戦いが基本となっています。

政府や地方自治体からお願いされて、頼まれてやると言う性質のものでは御座いません。

国民一人一人が、「新コロ」に立ち向かわなければならないのです。

国民一人一人が、この事態をよくよく自覚しなければ、「新コロ」に勝つことは難しい状況にあります。

国民一人一人の行動にかかっている、と言うことですね。心して、臨まなくてはなりませんね。

 

各人色々と事情がおありでしょうが、当面、個人の事情をとやかく言ってないで、今はとにかく控えに控えて、他人との接触を避けましょう。

これが、個人レベルでできる最強の戦法です。

アレコレ理由を探して、責任・事情を他人のせいにして、出歩るいていては、「新コロ」に勝てない事態なのですよ。

未来永劫にと言う訳では御座いません。取り敢えず、このひと月の間、頑張ってみましょう。脱走しないで。

それから、万が一止むを得ない事情で外出する場合は、マスクを着用し、無闇にあれこれに触れず、帰宅したならば、まず、手洗い、ウガイをきちんとしましょう。戦法の基本中の基本です。

そして、家から出ないように、外から施錠しましょう。

 

?  これは無茶か。

まー、これくらい頑張ってみようと言う事ですよ。

 

とにかく、パチンコであろうと、雀荘であろうと、居酒屋であろうと、理美容院であろうと、クラブであろうと、メイド喫茶であろうと、キャバクラであろうと、あれは良い、これはダメなんぞと、そんな業種選別は、どっちかと言うと、どうでもいいのですよ。

要は、他人と接触するな、させるな、と言うことなのですよ。

また、「三密」を守ることは、それはそれで大事なことですが、「三密」遵守だけでは、もはや手ぬるい事態です。

要は、万難を廃して、他人との接触を避ける、と言うことが、「新コロ」をうつしたり、うつされたりすることを防ぐ、最も大事な戦い方です。

こうなれば、もー、当分の間、家から一歩も出ないから、覚悟しとけよ!

 

エッ、誰に言っているのかって。

決まっているでしょう。敵の「新コロ」ですよ。

なかばヤケクソですよ。

ヤケクソでも、なんでも良いから、家から出ないぞー。

防空壕に閉じこもって、「新コロ」と戦うぞ。

もー、一歩たりとも、出てやらないから。

見ておれよ。「新コロ」め。

うつれるものなら、うつってみろってんだ。

 

ってなものですなー。

庶民にできることは、残念ながら、こんくらいなものです。

 

国民の皆さん、「国民皆兵」の時です。一人一人が自覚して、戦う時です。

とにかく、辛抱、我慢の時のようです。

ヤケクソでもいいので、家防空壕に閉じ籠って、辛抱、我慢をしましょう。

 

その時、辛抱、我慢が限界に来たら、あとは、しょうがないから、「停念堂閑記」で、ヒマ潰しをしましょう。

こんな時に、役立つ? とは、想定外でした。

 

それでは、本日は、これで止めといたします。

お粗末様で御座いました。

またのお越しをお待ち申し上げます。

 

お後がよろしいようで